三島のさんしんギャラリー善は市内にある佐野美術館がすべての運営を任されている。そのため、来訪されるお客様方は美術を日常の生活のなかで楽しんでおられる方々がほとんどで、いろいろお話していると、本質を瞬時に見極める鋭い審美眼を持っていることに驚かされる。しかし、そのような方々でもファインアート・フォトグラフィーを鑑賞した経験はほとんどなく、アートとしての写真を広げる努力がもっともっと必要だということを痛切に感じている。
今回の会期中に毎日のように繰り返される質問とコメントを書き留めておく。
欧米と異なる日本での歴史から、FINE ART PHOTOGRAPHY を「写真」と呼ぶのは美術愛好家や一般の人々に正しい理解を促す阻害要因になっていると感じる。 また、プリント という言葉も一般には「印刷物」と混同されてアートとしての作品を普及させるのに阻害要因になっている。ARTと言う言葉の使い方も混乱を呼んでいるので、少し整理して新しい言葉使いを考えることが必要だと思っている。 Comments are closed.
|
MY STUDIO JOURNAL
"Photography is Life" Archives
March 2021
Categories |